「中国国際眼鏡業展示会開催」

 中国眼鏡協会と中国軽工業対外経済技術合作公司が主催した中国国際眼鏡展示会が二月十三日から十五日の三日間の日程で上海を舞台に開催された。昨年までは北京で国際眼鏡展示会、上海をはじめとする国内各地で国内眼鏡展示会を開催してきた。今回は上海で開催されるはじめての国際眼鏡展示会ということもあり、会場は国内外からのバイヤーで熱気にあふれていた。今回の展示会には中国をはじめ日本、イタリア、アメリカなど十数カ国から二百社あまりが眼鏡枠、レンズ、サングラス、部品および生産機械等を出展し、一万二千平方メートルの会場に設けられた約六百のブースはすべて埋め尽くされた。
主催者によると今年から国際展示会となり出展者の増加が予想されたため、昨年より面積で三千平方メートル、ブースで二百を追加したが、中国のWTO加盟を控え、世界から注目を集める国際経済都市上海での展示会ということもあり予想を上回る出展希望となったようだ。
今回の展示会では多く中国企業がチタンフレームの展示をしていて驚かされた。福井から会場に来ていた眼鏡関係者は「中国企業もすでにチタン時代に入ったようだ。あと数年以内には福井のメーカーと競合することになるだろう。」と危機感をにじませていた。ただ以前私が視察したことのある中国の眼鏡産地丹陽市の関係者によると、今回中国企業がチタンフレームを展示しているが、多くの企業がチタンフレームの生産設備を持っていない。これらは広東省にある香港企業の工場から購入したもので、今後すべての企業が日本企業と競合するとは考えられないということだった。いずれにしても中国企業の技術水準は上がっており、そう遠くない将来に中国企業の生産した安いチタンフレームが日本市場に流れ込むことが考えられる。そうなれば眼鏡業界にも生産、流通、販売の構造を根底から覆す「ユニクロ」現象が起きないとも限らない。この現状をどう打開するか産地としてのの方向性が問われている。

写真説明
「今年から国際展示会となり、国内外のバイヤーでにぎわう展示会会場」

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